原始的なお仕事。
2010年 03月 10日
並んでいるのはフープピアス達。素材は18金製で形はタマゴ型。
18金の丸線に細かい凹凸を付け、磨いている。
ただの丸線が表情を持ち、緩やかなカーブに沿って魅力的な光りを見せる。
蝶や花びら等のモチーフや天然石を下げて商品としているけれど、たまにモチーフはお休みさせて、シンプルなフープピアスとして使うのも良し。
このピアスを作る時に使用している道具が可愛いくてお気に入り。
ちびちびトンカチ&アガタ(瑪瑙)石。
金づちも色々な種類があって、形や大きさだけでなく、素材も鉄製、木製、ゴム製、プラスチック製と、用途によって使い分ける。
このトンカチは、私の持っている中で最小で最軽量のもの。
大きさは…カネの部分は小指ほどしかない。本当にそんな感じ。柄の部分はある程度の長さがあるけれど。
こんなに軽くて小さなトンカチ、一見役に立たない気がするけれど、使うのね。
このちびちびトンカチでコツコツと丸線に表情を付け、仕上げはアガタ(瑪瑙)石でキコキコ磨く。これ面白ーい。アガタ石で凸凹を擦ると傷を付けず&単調にならずに良い具合に光りが出る。
世の中21世紀に突入して早10年、けれどワタクシのやっている作業は何だかとっても原始(人)的な感じ。
ふと、石器時代や鉄器時代に思いを馳せてみたりして…。
ん、殆ど何も変わらなかったりして?別にいいけど。
by STUDIOTSA
| 2010-03-10 15:40
| 仕事