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物を作る仕事のわりに、こだわりが無いのがどうもいけないような気がするSのつぶやき。


by STUDIOTSA
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真夜中の映画鑑賞。



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最近寝る前にベッドに入ってから、ゲームする以外に始めた事は、タブレットPCでの映画鑑賞です。

Amazonプライムで色々観れるという事を全く知らずに過ごしていたのですが、ここに来て色々観まくっています。

お陰で寝る時間がますますおかしくなっている。。

私は映画をあまり観ないので観ていない作品が多過ぎて、追加料金の要らない範囲だけでも充分過ぎるほどの選択肢があります。

(とは言え、積極的に観たいものを探し始めると結構ないものも多い事がわかりますが。)




で。




最初は、ホーム画面に勝手に出てくる話題作などに少し手を出して、あと昔見たかったドラマとかみたりしていましたが、、ドラマはどれも普通10話以上あるので、一睡もせずに朝を迎える馬鹿な事を2回してからは連続ドラマ等は避けています。

映画を何作か観て行くと、段々と自分の趣味に寄せてくる感じでおススメ作品が画面に現れて来るのでそこからまた次に行くと言う、危険な夜遊び。


でもそんなに時間が無いので(ベッドに入るのがそもそも午前なので)あんまり長いのはダメなんです。

だから、遅くとも午前3時頃までに終わるような映画、と言う基準で選んだりもします。

長さだけで選ぶのもどうか思うのですが、それで良い作品に当たる事もあるのでキッカケは何でも良いかなーと。


この前は、時間の短さとアルゼンチンタンゴに関する映画らしいと言う理由で選んだものが、とても好きな雰囲気で私の中ではかなりお気に入りの作品になりました。


Her Tango (邦題は、彼女のタンゴ)と言う2017年の映画で、言語は英語でしたが、これアメリカ映画なの?

画面を見た感じ、どちらかと言えばスペイン語圏の南米、いやフランス映画かな?って思うかも。

(知識が少ないので、南米とフランスが一緒に来ます。)


最初の入り方から良いな。。と、静かに期待値を上げながら見始めましたが、曲の使い方も好きだし、俳優さんは誰一人私は知らない方々でしたが、主人公含めて良かったし、出てくるレストランとか店内のバーカウンターとか、レストランを経営する主人公の男性がワインのテイスティングしているところとか、、いやー、良い、観ているだけで楽しい、好き。となりました。

主演は、Dan Istrate と言う、痩せた前ハゲの眉毛濃い俳優さんでした。

出てくるタンゴ教師役の女優さんは、エキゾチックでとても綺麗な人だったけれど、タンゴの踊りが残念だった事と、映画最後の締めのシーンの二人の台詞の安っぽさがこれまた残念ではありましたが、、


ま、いーや。いいや!


踊りに関して言えば、彼女は「タンゴダンサー」ではなくて、生徒さんの多くないタンゴの先生(役)だったので、踊りがあまり上手くないとしてもこれは逆にリアルかも知れない、、Her Tangoだし。色気あったし。いいのかも。

うん、そう思えて来た。



この映画は、恋愛映画の部類なのかと思うのですが、タンゴをテーマにした映画でもあって、タンゴについてかなり上手く表現してくれているのではないかと私は思いました。

これ観るとワインが飲みたくなって、タンゴが踊りたくなりますよ!


ま、私はタンゴよりサルサの方が踊りたくなっちゃったのですが。。









# by STUDIOTSA | 2019-04-21 21:49

ハートの穴。

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「ハートを抱く手のリング」
真鍮で製作したリングの仕上げ前です。
アンティークの手を握り合う形のフェデリングや、アイルランドの伝統的なクラダリングをイメージしてデザインしています。
オリジナルのクラダリングはハートに王冠も乗っていますが、こちらはハート&手のみをに連続させたエタニティータイプのリングです。

が、ハートの1つに穴が開いてたよー。。


鋳造(キャスト)をする時、たまに上手く行かなくて、表面がザラザラになっていたり、小さな穴達(=スと言います)が出てきたりする事があります。
あまりに酷い時にはキャストからやり直しになりますが、少しならば超硬ヘラでキコキコ押し付けてスを潰すようにして磨いてあげたり、場合によっては穴を同じ金属で埋めたりして直します。

キャスト上がりの時点では一見問題無さそうでも、やすったり磨いたり仕上げをするうちに不良が出てくる事もありますが、今回のように湯口(溶かした金属を型に流し込む時の通り道になる部分)を切り取ったら穴ががっつり開いていたという事はそんなには…無いです。

そうなると中もどんなもんか分からないから、怖いなー。
見える穴だけ埋めても、見えていない所が空洞でもろいかも知れないし。。



チーン。


ボツだな、、やり直しか、穴を埋めても私物にするか。


もー。。。




でも、しばらくじーっと見ていたら、何となーくそのままにして置きたくなるような佇まいに見えてきましたよ。(より正直に言うと、いじるのが面倒臭い気持ちも…。)
穴の開いてる位置が良いのかなー??
ハートの真ん中に穴が開いていて、それを手に抱いてるってこの構図、、何だか愛おしくさえ感じられて来る。

あ、あ、可哀想に。。
ハートにぽっかり穴が空いてるよ。


小さくて穴の中をうまく覗き込めないけれど、穴の程度はどうなんだろうか?中はザラザラと荒れているのかしら。

ハート(心)の傷って、、表面を塞いでみても実際内側はどうだろうか?
空洞は残ったままかも知れない。
本当には治っていないかも知れない。
それなら、無理に治そうなんて事はしないでそのまま抱いてあげる(もらう)方が良いな、、とか思ったり。


↑もはや擬人化&妄想。



妄想の末、やっぱりハートの穴は埋めずに、このまま磨いて自分のリングにしよーと思ったのでした。
ちょっと穴に何か引っかかりそうだけど。













# by STUDIOTSA | 2019-03-07 23:37
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本年度もどうぞ宜しくお願い致します。 まのぴぐら


# by STUDIOTSA | 2019-01-03 12:05

職人あるある。

年末年末、早いなー。。




職人あるある。




なのかも知れませんが、先日、御徒町にいた時の話です。




石屋さんに行って会計してもらっていたら、お店の方(男性)の指輪に眼が止まりました。


渋く、


光る、


幅広の


リング。




なんの素材だろ~?気になるわ。




「その渋い銀色のリングは何で出来ているんですか?」




と私。

まず素材から聞いてしまう。






「あー、これですか。


タングステンです。非常に硬い金属で~(丁寧に説明してくれるお店の方)」






「カッコいいですね!


触って良いですか?これってやっぱり鋳造とかでは無いですよね?」




技法が気になってしまう。素材の質感等気になって触りたくなってしまう。(結局触らせてもらう)




で。




次に石留めやさんの所に移動して、私がおじさん(親方?)に頼みたいものをだしていると、おじさんが私に向かってこう言ってきました。




「先生(おじさんは、私の事を先生と呼ぶ。名前覚えないから。)、ちょっと横向いてみな。斜め横。」




な?ちょっと、セクハラですか。。




「何よ。嫌ですよ。」




と私。




「いや、その耳付けてるやつ。どうやって作ったの?」




作りが気になると聞かずにいられないらしい。




「ちょっと、だったら初めからそう言って下さいよ、横向けとか言わないで」




していた銀杏のピアスを外して見せると、


おじさんはじーっと見ながら、すぐに色々質問してくる。


けれど質問がいかにも職人さんらしいです。




「このさ、カーブってあれかこういうの(鉄で出来たリング棒)使ってトントンって丸める感じ?」




めっちゃ大当たり~。ドンドンドン。


道具まで当てますか!




「んで、なんでここから、こういう風な傷付いてんの?」




いや、それ、模様だし。でもつけた理由もありますが。




「あー、丸線のままだと物足りないし、ロウ付けの時、線がなまされちゃうから。ピアスとして強度も持たせたいので叩いてるんです~。」




「なるほどね。」




おじさん納得のご様子。






で。




この前、出た展示会でも職人、というか同業者の方々が来るとよくある行動がありました(主におじさんの行動)。




1.何も言わずにじっーと見る。


2.手で持ち上げてひょいひょいと重さの感覚をみる。


3.裏の作りを見て、これ、何で出来てんの?真鍮?キャストなの?とかって言う。




面白いです。


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# by STUDIOTSA | 2018-12-27 19:23

南洋真珠。

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8月の宝飾展で南洋真珠を少し仕入れてきました。
お客様からご依頼のあった真円タイプのゴールドと私達が興味のあった形の変形した
個性的なケシパール(無核真珠)のゴールドとシルバー系ホワイトを少し。
今回仕入れたパールについてお客様からご質問も頂いたので
勉強がてら少しまとめて書いておきます。

南洋真珠は同じ海水産のアコヤ真珠と比べるとサイズ感はだいぶ大きめです。
真珠を作る母貝自体の大きさがそもそも違うからです。
今回仕入れた南洋真珠はゴールドとシルバー系の色のどちらも
白蝶貝という大きな貝を母貝として採れます。
なので色に関わらず、白蝶真珠と呼ばれることもあります。

真珠の色の違いは、白蝶貝の内側(外に近い部分)の色で決まってくるそうです。
貝を形成している炭酸カルシウムの結晶を繋ぐタンパク質部分の色相の違いで
パールの色が変わる、とかも習ったこともありますが記憶が怪し〜〜…。
色によってゴールドリップ、シルバーリップと種類が分けられます。
ホワイト及びシルバー色は、オーストラリアの海域から来るものが殆どで
ゴールドはインドネシアやフィリピン、ミャンマーからだそうです。

真珠においては「丸くない=変形、いびつ」と言う意味でバロックと呼ばれる真珠があります。
大きさがあっても核にうまく巻かれずいびつな丸珠になったものはすべてバロック(いびつな)パール。
ですが呼び方はその形によって、オーバルとかサークルとかボタンとかドロップとか実際は色々です。
でも一言「バロック」って言うとなんか…格好良く聞こえる。。バロック美術とかバロック音楽とかあるし。。

で。

今回仕入れた変形タイプのものもバロック型の真珠なのですが種類的にはケシパール(核のない真珠)になります。
「核」とは、真珠の中心となるもので、天然ならば貝に入り込んだ小さな石や微生物などの可能性がありますが、養殖の場合は丸く整えた貝を核として母貝に入れ、その周りに真珠層が巻いて行って丸珠が出来上がります。
(養殖では、貝の外套膜を小さく切ったピースと呼ばれる破片を一緒に入れます。ピースは貝の臓器の一部。。これがないと養殖真珠は形成されません。)

そして、核を入れないもの、または核が外に出てしまったものは、無核真珠として母貝の中で形が自由に自然に育っていきます。それがケシパール。
元々は、日本のアコヤ真珠の養殖の際に、一緒にできてしまった小さな副産物(カス。失敗作?)で米粒かそれ以下の小さなものについてケシ(の実ような)パール、と名前がついたようです。

けれど暖かな南洋で育つ大きな白蝶貝においては副産物の無核真珠も大きく育つ為、
小粒と言ってもケシと呼ぶには違和感のあるサイズのものも出てきます。
沢山出るサイズは、ネックレスなど連で使われることが多いのですが、
その中でも色ツヤが美しく魅力的な形で大きめに育ったものは、やはり希少で価値も高くなります。
今回仕入れたのはそんなパール達。見ても良し、触っても良し。





# by STUDIOTSA | 2018-09-15 05:55