先月の下旬は、ヒカリエホールで行われたファッションの合同展示会に出展しました。で、終わって数日バタバタしていたらハロウィンは終わってしまいました。
おマメな姪っ子が1人で部屋の中をせっせとハロウィン仕様に飾り付けしているのをなんとなーく横目で見ていましたが、、自分は何もせずに過ぎちゃった。。
でも翌週の文化の日には近くの大学の学祭に足を踏み入れたり、駅前の人集りのパン祭りでパンを買ったりと文化祭やお祭り気分を味わい、ハロウィンを清算。
私の出身の美大の学祭は、ロクでもなかったので(独りよがりでおもてなしの精神ゼロ&人と協力し合う気も無い面々←自分の頃。)、、まともな大学の学祭はこんなにちゃんとしているんだな、素晴らしい。とAちゃんと毎年感心しています。
あと芸術の秋だからか、先月は自分の展示会以外にも高校の恩師の個展や美大の同級生の個展がいくつかあり、久々ギャラリーと言う場所にも出掛けました。
高校の時の先生は、50も半ばを過ぎてから独身生活に終止符を打った男性ですが、現在は結婚して4~5年経った頃かな?
数年前から確実に作品に色気が出てきましたよ。
とりあえずそれを観て、先生にとって結婚って幸せらしいな。良かったね!と思いました。
あ、作品に色気と言ってもエッチな感じとかではありません。
以前は、1人で散歩とかしている人の作品だったけれど、今は会話の出来る作品、人に興味がある作品、に変わったなという印象。若返った感もあるかしら。
私、上から目線?先生読んでいない事を祈る。。
大学時代同じクラスで1番絵を描いていたと私が思っているA子ちゃんの個展は、展示会直後の台風迫る土曜に行きました。
吉祥寺の井之頭公園付近の趣あるギャラリー。
彼女の描く絵は、いつも面白い人物像で題名と合わせて観ると何とも私達双子のツボに入る作品なのですが、今回もやはり期待を裏切らず妙な面白さ健在でした。
雰囲気としては、少し怖い日本の昔ばなしのような空気を感じる作品、、、、かな。
その中で一枚、砂漠のような全体が黄色っぽい画面にあっさりした線描きで横たわる人物が描かれた絵がありました。
横たわる人の様子は、ヨガで言うシャバーサナ(屍のポーズ)、究極のリラックスポーズをとっているような状態。
要は、ただ上向きに足も手も真っ直ぐに下ろして寝ている状態です。
人物の顔はポケーっとした感じだったと記憶。
この絵の題名は「進化をしない」。
確かそうだった。
自分かと思った!
ドキリとしました。
顔は苦しくも焦ってもおらず、何も考えていないのか、、こいつ分かってないなー、危機感ゼロって感じの顔してるじゃん。
これ、私〜?
もう一度思ってしまいました。進化していないって、そもそも分からないから焦りも無いワケだね?
進化。。
製作活動においては、続ける以上は今よりちょっとは進化したいなー!とか簡単に言ってみる。
進歩と違って、努力だけじゃ行けない領域か。ゲームやアニメでは聞く単語ですが。
とりあえず、
寝ていないで立ち上がらないといかんな!と思いました。寝るの好きだけど。
あとは近々やって来る獅子座流星群にお祈りしようかな。星頼みしちゃう?
ジャンルが違っても人の作品を観るのって勉強になりますね。
さて。
こちらは、今月結婚14周年を迎えられたご夫妻より、結婚指輪を新しく作り変えたいとのご依頼を受け製作したものです。
幅も厚みもしっかりとした指輪です。
以前お持ちだったリングは、こちらよりもさらに幅広の10ミリ幅で、表面には叩きの模様はなく、シンプルな鏡面仕上げのものでした。
今回のご依頼ではリングの幅を少し減らし、代わりに厚みを増して、表面はハンマーワークで槌目模様を入れました。 ボリューム感を損なわずに、つけ心地良い仕上がりになったと思います。
結婚14年、年数としてはそれなりに長いようにも感じますが、これからも続く夫婦の歴史としてはまだまだ序の口と言ったところでしょうか?←経験なく、偉そうな事を言ってる。
結婚指輪は特別な指輪です。
結婚指輪を新しくする事で、各々が新鮮な気持ちになり、また、お互いを大切な存在として再確認できる機会にもなるのかも知れません。
素敵ですね。
ご依頼ありがとうございます!