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物を作る仕事のわりに、こだわりが無いのがどうもいけないような気がするSのつぶやき。


by STUDIOTSA
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猫の手<第三の手


12月に突入です。月一回の更新さえもままならず、、

猫のお手手も借りたいほどの忙しさ、なのかは微妙ですが、、
ここのところ仕事が間に合ってなーい!
あと一人か二人、信頼出来る磨き仕上げ隊が居てくれたらな~!とは思います。
そんな私は、強力助っ人到来〜!の期待を抱きつつ、少し前にある物をとうとう買ってしまいました。

「第三の手」を!

今まで気になりながらも使って来なかった、ろう付け作業(金属の接着作業)をする際の助っ人的なお道具です。

ろう付け作業は、私の場合は通常、ろう付けする品物(リングやブローチなど)を耐熱台に置いた状態、もしくはブロックなどで軽く固定した状態にして、左手にはバーナーを持ち、右手には手にピンセットを持って、品物をちょいちょいと手なずけながら小さな箇所をくっ付けるロウ付け作業をしております。
猫の手<第三の手_c0222103_173030.jpg

多分これが普通…かな?

でも、品物の形態によっては火を当てたい面が良い方向に向いてくれなかったり、バーナーで高温の火を当てる事で金属が膨張して動き、付けたい箇所がズレちゃったりする事があります。

「あん!ちくしょー。。」

と言う事が度々起こります。

そうすると、

バーナーを使う手、

ピンセットを持つ手、

の他にもう一本、

「品物を支える手」、

と言うものが欲しくなります。

それがこの「第三の手」。

も~ナイスネーミイング!!


でも私、道具のカタログやお店でこれを見かけても横目で見ながらも何年も何年もずーっと買わなかった。
何か分かりませんが邪道(具)な気がして手が出なかった…

自分の二本の手で何とかするのがプロじゃい!とか思っていたのかわかりませんが、、
今まで習ってきた所でも使っているのを見た事がありませんでした。

ですが、少し前に道具屋さんに言ったら、これほんの¥1000くらいの道具だと知って、すぐ買いました!

早速使ってみるよ。。
猫の手<第三の手_c0222103_182375.jpg

こんな感じね。
猫の手<第三の手_c0222103_185534.jpg

そう、ここにリング挟んでみた!

んで火を当ててみるさ!

そう!

んで右手にもピンセット持って、あとは簡単に…


んー…

行かない…

ありり~??

「神の手!」くらいの勢いで活躍を期待していたのですが…どうもそうではないらしい。。


そもそも品物を良い位置に固定して挟むだけでも時間かかるし。

繊細な物をピンセットでがっつり挟んで火をかけたら跡がつきそうで心配だし。

固定しても火をかけたらやっぱり少なからず動いて接地面ズレるし。

ふ~ん。。。


ま、道具も最大限の機能を発揮するためには使い方を慣れないといけないのでしょうが…残念ながら今はその時間がない。。


第三の手は猫の手よりは役に立つよー。

とだけ言っておきます。。

         
by STUDIOTSA | 2014-12-02 01:29